2017年 08月 10日
これちょっとええなぁ |
中学校区ごとに町の肝入りで立ち上げられた高齢者の集まり場が、この町には3か所ある…はず。見て回った訳ではないから他は知らない。けど精華中校区の僕が関わっているのは「えん」だ。今まで何度か取り上げたけど今日はちょいとまとめておく。
去年12月の開設から8か月以上経って「えん」は安定した利用者さんそしてボランティアさんを得て健全。利用者さんたちから「ここでは笑ってばっかり。」とか「ここに来るのが楽しみ。」などという声も聞く。その事もあって先に町長さんも覗きに来てくれたのだろう。
「えん」の中心には数人のボランティアがいて、役割分担は漠然としているけれどそれぞれ「進行役」「ゲーム指導」「体操のお兄さん」「歌のお兄さん」などに嵌っている。僕の役回りは「お話のお兄さん」と言うことになる。「お爺さん」と呼ぶことはない。
専門化している訳ではないから誰もが何の役も引き受けられるように回している。いつも同じ顔触れで同じ事を繰り返していては飽きられてしまうし、ボランティアというのは緩やかなくくりの方がよいから、適当に休む事でその代役も引き受けられて具合がいいのだ。
「えん」がこれまでの経験の中で独自に進めてきた事で「ええなぁ」と思うのはボランティアさんの用意したメニューだけで動いていないことだ。ボランティアメンバーはもちろん普段からアンテナを高くして「えん」の充実に努めている。しかしそれだけで終わらず社協や介護施設の職員さん達のお力に頼ることもあるし、10数人の利用者さんのお力も借りてお話や指導をお願いするのだ。
これまでに折り紙の得意な方を講師に広告の紙を使ったゴミ箱作りに挑戦したり(これ難しかった!)遊び道具を作ったりした。
今日は、利用者(元中学校の美術の先生)Mさんに用意していただいたぬり絵に挑戦した。 ほんの30分ほどの時間、みんな超真剣にしーんとした空気の中でぬり絵をした。新たな事にチャレンジするのは面白いって、やって初めて解った。後の合評会までしっかり楽しめて良かった。ね、なかなかでしょう? 下絵はMさんの手仕事。絵のサイズもこれでちょうど良かった。色鉛筆での作業である事、思い通りにいきにくい事などが障害ではなく面白いと捉えられる皆さんがいてよかったのだ。
これからも皆さんのチカラお借りしますよ。
追記 今日の僕のお話は「花咲かじい」。もちろん正統派のちょっと長いバージョンで! 先にも書いたように長い話はここでは扱えないというので苦労してまんのや。木下順二さんおざわとしおさん松谷みよ子さんたちのはなしを読んでうろ覚え程度でも筋さえつかめば舞台にのせる僕ってかなり強心臓。でも言うじゃないですか『ゲージツは場数だ爆発だ!』って。
by otebox
| 2017-08-10 23:00
| 地域ネタ
|
Comments(2)
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by
saheizi-inokori at 2017-08-11 08:05
「高齢者」というのは何歳からなのでしょうか。
ふと自分もそうなのかなあ、と妙な気分です。
ふと自分もそうなのかなあ、と妙な気分です。
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otebox at 2017-08-11 20:43
> saheizi-inokoriさん
以前にブログでとりあげた「村の船頭さん」の歌の時代には60で掛け値なしのお爺さんでしたが、我が町の敬老会に呼ばれるのは75以上ということになっとります。
自分に全く自覚が無ければ高齢者に括られる義理はございません。
ただ私の場合はいつか来るだろう被介護のときに備えて居心地の良い町にしとくのは無駄ではなかろうと腐心しているわけです。
以前にブログでとりあげた「村の船頭さん」の歌の時代には60で掛け値なしのお爺さんでしたが、我が町の敬老会に呼ばれるのは75以上ということになっとります。
自分に全く自覚が無ければ高齢者に括られる義理はございません。
ただ私の場合はいつか来るだろう被介護のときに備えて居心地の良い町にしとくのは無駄ではなかろうと腐心しているわけです。