2015年 08月 02日
被爆ピアノ平和を紡ぐ |
前に紹介してた「被爆ピアノコンサート」に行ってきた。
これは僕らが自主的に始めた「平和のつどい」と違う町(行政)のイベントだ。
精華町は非核平和宣言の町でもあるから、もうずっと以前からこの種の取り組みはしてきてる。
役場の交流ホールには思ってたより多くの人だかりだった。
受付や進行役の職員も知った顔だし、集まっている人々も挨拶以上のお付き合いの方もちらほらいた。
初めの町長の挨拶も簡潔でよかった。
それ以上に、コンサートの進行を一手に引き受けたソプラノ歌手の大島さんの語りが秀逸。
大切な事を外さずピシッと聴き手に届く語りや歌は、聞いてて心地よかった。
原爆・平和や愛を朗々と歌い、ピアノソロも披露して会場に優しさがあふれるようだった。
そしてそして、町の戦争体験者の80代のおばあちゃんが登場し、大嶋さんとトークになった。
戦地に赴き帰ってこなかった人の事や、当時の小学生の目で見た戦争を聴かせてもらえた。
二人は普通の二人で何も特別な人ではないのだが『当たり前の生活が送れる幸せ』をとつとつと語りその場の参加者に『当たり前』のありがたさを思い出させてくれたのだった。
大上段に叫んだり要求したりではない市井の人々の優しい気持ちに染み込んでいけと願いながら「ふるさと」に唱和した。
by otebox
| 2015-08-02 00:09
| 地域ネタ
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Comments(4)
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saheizi-inokori at 2015-08-02 09:13
好い会合ですね。
こっちでも似たような会をやってるのかな、参加したくなりました。
こっちでも似たような会をやってるのかな、参加したくなりました。
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otebox at 2015-08-02 18:42
私たち住民が「運動」としてやってるアクションじゃない、町を挙げての運動にヨイショしたくなったのです。
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sora
at 2015-08-02 21:00
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下のベルトコンベアと山の土を削るには度肝を抜かれました
これが復興の定義?この荒涼とした場面に、何ともいえない気持ちになりました レポートをありがとうございます
本日の催しと記事に救われた気持ちがしました 感謝です
これが復興の定義?この荒涼とした場面に、何ともいえない気持ちになりました レポートをありがとうございます
本日の催しと記事に救われた気持ちがしました 感謝です
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otebox at 2015-08-02 21:42
陸前高田は湾の形状のせいで、津波は中ほどにいくほど高く激しかったのだそうです。だから同程度の津波が来ても大丈夫な町にするには、それ以上に高くなければ…ということらしい。でもそのおかげで山を削りまくってたから、お年寄りたちは「次は土砂災害にも気をつけないと。」と心配そうでした。
隣町の気仙沼はうんと低くて、もう街が建ち始めてた方には感じられなかった活気がありました。
隣町の気仙沼はうんと低くて、もう街が建ち始めてた方には感じられなかった活気がありました。