2017年 04月 23日
おかえりなさい |
「ただいまっ!」と帰ってくる外国の子がウチには何人かいる。娘たちが学生だったころAFSのホストファミリーをしていたから、世界のあちこちに「父さん・母さん」と呼んでくれる子ができたのだ。
だが、いるけれども、皆が皆しょっちゅう帰ってこられる訳ではない。帰国して貿易関係や旅行業界に関わることになった子たちがいて、日本は彼らにとってものすごく良い思い出と共にあるのだろう、日本に来たらついでのようにウチの戸を叩いてくれる。仕事のついでのときもあるし、家族を伴って休暇を過ごしに来ることもある。
シャイリはうちの記念すべき第一号ホストスチューデント。もう42になるというから4半世紀以上も過ぎたことになるのに、我が家に帰ってくる回数のチャンピオンだ。旅行会社を立ち上げた彼は昨年5度も日本に来たそうだから、当然と言えば当然なのだがもうここまでくるとお義理なんかじゃなくてファミリーの一員になっている。もちろん僕らも何度もマレーシアの実家やKLの現在のすまいにはお邪魔している。
彼にしたら、初めての外国経験でセトルダウンしたのが我が家だった。我が家は我が家で初めて預かった外国の子がシャイリだった。両方とも初めてずくめの大冒険だったけどこんなに長く交流が続いているトコロから判断できるのは、異文化の幸せな交流がお互いを磨き成長させてくれたということだ。
娘たちの一組も帰って来て(そう僕のスペイン旅行のお供(サンチョ)を買って出てくれたフッチ)みんなで和んでいると、不覚にも涙しそうだったではないか。
あっそうだった。ボクのサンチョは旅で撮った3000枚ほどの写真を持ってきてくれたから、やっとレポートが書けそう…
by otebox
| 2017-04-23 22:30
| 外国ネタ
|
Comments(2)
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cocomerita at 2017-04-25 16:56
ciao oteboxさん
うわー素敵な関係ですね 拍手
一人一人がこうやって他国の人とも関わって行ったら、戦争などする気にはとてもじゃないけどならないのにね、
イタリアでは どこの国から来ても同じ移民ですから、移民同士の連帯感ってのがあって、どこの国の人とでも こう一本細い線で繋がってるような雰囲気があって そう言うの感じる機会が多いのです
そして私はこちらで日本人の友人より中国人の友人の方が圧倒的に多いです。
戦争は政治屋達が個人の利益のために仕掛けるんだけど、でもその尻馬に乗っかって
中国のこととか韓国の事とかを罵倒してる人の言葉に触れると 寂しい気持ちになります
こんな国境のない世界に育ったoteboxさんのお子さん達もきっと素敵な大人になっていらっしゃるに違いないと思います。
うわー素敵な関係ですね 拍手
一人一人がこうやって他国の人とも関わって行ったら、戦争などする気にはとてもじゃないけどならないのにね、
イタリアでは どこの国から来ても同じ移民ですから、移民同士の連帯感ってのがあって、どこの国の人とでも こう一本細い線で繋がってるような雰囲気があって そう言うの感じる機会が多いのです
そして私はこちらで日本人の友人より中国人の友人の方が圧倒的に多いです。
戦争は政治屋達が個人の利益のために仕掛けるんだけど、でもその尻馬に乗っかって
中国のこととか韓国の事とかを罵倒してる人の言葉に触れると 寂しい気持ちになります
こんな国境のない世界に育ったoteboxさんのお子さん達もきっと素敵な大人になっていらっしゃるに違いないと思います。
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otebox at 2017-04-26 00:50
> cocomeritaさん
ホストファミリーってのは、男親は話し相手をするぐらいで済むのですが妻は毎日の弁当から何から何まで心配し過ぎってほどでした。国籍・人種・宗教・性別にこだわらないで受けとめると決めておりました。普通は1年間なのですが、ウチの場合は長くて6か月、短くても2,3週間の関係でしたが茶の間に外国語が飛び交うのはスリリングでありました。彼らはまだ高校生で、感性も柔らかく本当に多くを吸収していったように思っています。この体験は留学生たちだけじゃなくホストファミリーにもいっぱい喜びをもたらしてくれました。
そうですね、ウチの娘①はJICAに関わるようになりブラジルのアマゾンの奥地に派遣されたりしておりました。
今でも何か、関われるならと町の日本語教室で週一のボランティアをしているのです。
ホストファミリーってのは、男親は話し相手をするぐらいで済むのですが妻は毎日の弁当から何から何まで心配し過ぎってほどでした。国籍・人種・宗教・性別にこだわらないで受けとめると決めておりました。普通は1年間なのですが、ウチの場合は長くて6か月、短くても2,3週間の関係でしたが茶の間に外国語が飛び交うのはスリリングでありました。彼らはまだ高校生で、感性も柔らかく本当に多くを吸収していったように思っています。この体験は留学生たちだけじゃなくホストファミリーにもいっぱい喜びをもたらしてくれました。
そうですね、ウチの娘①はJICAに関わるようになりブラジルのアマゾンの奥地に派遣されたりしておりました。
今でも何か、関われるならと町の日本語教室で週一のボランティアをしているのです。