2014年 01月 05日
昔とった杵柄 |
教員になりたての頃、何かと便利に使えるようにオリジナルのリノリウムスタンプを作ってた。通信や日記、プリント等そこらじゅうに押しまくってた。ある時、版画用のリノリウムをきらして、代わりに手元にあった落し物の消しゴムをちょいちょいと削ってみた。これが結構いけた。
①軟らかくて細工しやすい②木の台に張りつけなくても使える③原画を鉛筆でなぞるだけで写し取れる④ゴムの弾力で押す力もいらない⑤耐久性も予想以上・・・という訳で怪我の功名というかその時から消しゴムスタンプはナカヨシ先生の必須アイテムとなり、現職の間に作った数は100を下らない。
40年以上前のことだから、かの「ナンシー関」さんが「消しゴム似顔スタンプ」で有名になるよりうんと早かった。これまでにも幾度か現場の教職員たちを相手にワークショップを開いてきたが、それも昔。
それでも時折、ぼくの昔を知る方から注文が入る。この「そらこ」さんは、声を掛けていただいたのが何時だったか覚えていないくらい前の事。お正月のごたごたが終わって一息ついてやっと夕べ、取り掛かれた。退職して5年、目が悪くなり細かな作業がし辛くなって、腕が鈍ってしまったわ。
昔のようにシャープな線や細かなピンポイントの作業が難しくて、かなりアバウトな仕事になってしまった。しかしこれはこれで、素人っぽく、手作り感満載がエエわぁ・・・と思いません?
by otebox
| 2014-01-05 08:39
| アート&クラフト
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